第115回 長谷川正の「言ったモン勝ち」
世間の話題と言えば新型コロナウィルスの一択です。営業自粛解除、東京アラート、第二波がどうだとか、新聞・テレビ・ネットでも目や耳にしない日はなく、一般消費者にとっては一番の関心事なのでしょう。同様に中小企業にとっての関心事とは、これから訪れるアフターコロナの影響が一番となります。一般的に全業種の需要に影響が及んでいるという点ではどの企業も同じ立場なのですが、どう対処したかによって、これからの3年後、10年後の企業の将来像が全く違うものになるでしょう。
それは、正社員10余名の中小企業が正社員100名を超える企業に対する戦い方に応用できるもの、と私は考えます。販売の主流はオンライン営業と従来のリアル営業のハイブリッドにて。加えてウェブを活用したカタログ、使い方ガイド、動画による製品メリットの訴求により集客を強化。また、オンライン営業は長所であるユーザーとの物理的な距離など様々な障壁を取り除き、双方向の意思疎通が容易となる。一方では、リアル営業での強みを生かしつつ製品購入からメンテナンス、廃棄処理までの一気通貫サービスを可能とする。
製造現場ではIoTの技術革新が進み、全自動の製造設備は所狭しと24時間稼働、オンライン化された生産管理システムによっていつどこでも稼働状況をチェックすることができる。また、熟練技術者のノウハウはAIによって数値変換されたデータとして蓄積され、今や誰であっても高品質な製品を均一的に、しかも海外製品に遜色のないコストにて製造することができる。
また、新製品開発においては製品コア部分のコンセプト設計を主として、試作や生産技術などの機械的機能やデザインなどの付加価値的機能は各々の専門性強化のため外部企業へOEM委託してネットワークを構築し、少数精鋭ながらもファブレスの利点を取り込んだ技術的、知的頭脳集団として中小企業らしからぬ存在感を高める。
ヒト・モノ・カネは小さいけれど大きなチエ・クフウで中小企業が大企業の中で勝ち残る、そんな理想的な当社将来像を目指しつつ、日々の何気ない仕事に変化を持たせ、新しいものへのチャレンジを忘れることなく精進していきます。
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