【M5Stack】CTセンサを使った電力料金の削減とは?
基礎・基本を学ぶ

No.187 長谷川正の「言ったモン勝ち」


リアルタイムの電力量が知りたい!

毎日暑い日が続いています。朝起きて今日の最高気温が37度とか38度とか聞くと会社に行きたくなくなります。それよりも、会社のエアコンが朝から全開だと、月末に請求される電気料金を見るのが本当に怖くなります。と言っても「エアコン無し」では仕事になりませんし、何よりも従業員のために職場環境を快適に維持するのは経営者の務めですよね。

さて、当社は高圧電力契約の実量制ですので、直近12カ月間における一番高い30分間、いわゆる「最大需要電力(デマンド値)」で基本料金が決定されています。以前のブログにてデマンド値を上げない方法を試しましたが、その時は電気をどれだけ使っているのかを調べるのに電力会社から公開されたデータに頼っていました。でも、これだとリアルタイムの電力量データとのタイムラグ(約2時間)がありすぎるために、いざ対策となると後手後手になり、あとの祭りになる可能性が非常に高い。どうにかしてリアルタイムの電力量を調べる方法がないものか、と専門家に聞いてみたら「CTセンサー」を紹介された。

CTセンサーとは

CTセンサー(Current Transformer sensor)とは、電流を測定するためのセンサーで、以下のような原理となります。

PanasonicのHP参照

電磁誘導の特性により、上記の図のようにリング状の鉄心(コア)を貫通する電線(一次側といいます)に電流Iが流れると、巻数nの巻線(二次側といいます)にはI×1/nの電流が流れます。つまり、一次側の大きな電流が二次側では1/nに変換され、小さな電流として取り出すことができるわけです(この巻き数nのことを変流比といいます)。

つまり、工場の中にある分電盤にCTセンサーを取り付けることにより、工場で使用している電力量がリアルタイムに計測可能になるのでは?と考えたわけです。

ネット検索してみると、CTセンサーを使って電流を計測するスケッチを公開しているHPは沢山見つけることができたが、ここはM5Stackの販売元であるスイッチサイエンスのブログが詳しくて分かりやすいので参考にしました。ですがよく読んでみると、スケッチ以外にもADコンバータを使った専用の回路を作る必要があるみたいですね。ここからはADコンバータを少し勉強することにします。

さて、この話は次回に続きます・・・。

参考)【M5Stack】近接センサで機械の稼働監視とは?
参考)【M5Stack】アナログ入力とデジタル入力の使い分けとは?
参考)【M5Stack番外編】ETロボコンにエントリー!
参考)長谷川製作所の得意技術(防水照明器具製造)


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